シカゴの男看護師グレッグ・フォッカーは、彼女のパムにプロポーズを決意。でもまずは過保護な父親ジャックに認めてもらわなきゃ。元CIAのジャックが仕掛けるテストに、次々とドジを連発するグレッグ。猫のジンクスが引き起こす大惨事も加わって、笑いの渦に。家族の絆と信頼を描いたコメディの傑作で、共感たっぷり。

ラグドールの登場
この映画で印象的なのが、ラグドール種の猫、ジンクスだよ。ふわふわの白い毛に青い目がかわいい大型猫で、ジャックの大事な家族の一員として登場するんだ。ラグドールはリラックスした性格が特徴で、抱っこするとぐにゃっと力が抜けるみたいだけど、映画ではそんなおっとりした姿がコミカルに使われてる。グレッグが家に着いて早々、ジンクスが絡むトラブルが始まるよ。例えば、グレッグのミスで遺灰の壺を倒しちゃって、そこにジンクスが入って用を足すシーンは爆笑必至。ジャックがジンクスを溺愛してるからこそ、グレッグの失敗がより深刻に見えちゃうんだよね。ラグドールらしい穏やかな表情が、ドタバタのコントラストを強調して、ストーリーのユーモアをぐっと引き立ててる。実はこの猫、映画の象徴みたいな存在で、グレッグの不運を象徴しつつ、家族の温かさを表してるよ。撮影では本物のラグドールを使ってるみたいで、猫好きにはたまらないポイント。ジンクスの可愛らしさが、全体の軽快さを増してる感じだね。
あらすじ
物語はシカゴに住む男看護師のグレッグ・フォッカーが、恋人のパム・バーンズにプロポーズしようとするところから始まるよ。パムは優しくて魅力的な幼稚園の先生で、グレッグは彼女を本気で愛してる。でも、パムの家族は伝統を大事にするタイプで、特に父親のジャック・バーンズは娘を過剰に守る元CIAエージェント。グレッグはプロポーズ前にジャックの許可をもらうために、パムの両親の家を訪れることにするんだ。空港で荷物を置き忘れたり、道中でハプニングが起きそうになるけど、何とか到着。ジャックと母親のディナに迎え入れられるけど、ジャックはすぐにグレッグを鋭い目で観察し始めるよ。家の中は監視カメラがいっぱいで、ジャックは「信頼の輪」っていう独自のルールで人を判断するんだ。
夕食の席では、ジャックから仕事や家族の質問が飛んでくる。グレッグは緊張して上手く答えられず、嘘発見器みたいな機械でテストされちゃう。夜、パムとイチャイチャしようとするけど、ベビーモニターでジャックに聞かれて大失敗。翌朝、家族の集まりでバレーボールをするんだけど、グレッグが興奮してボールを強く打ちすぎて、パムの妹デビーの鼻を折っちゃうんだ。みんなから非難されて、グレッグの立場は悪くなる一方。さらに、ジャックの母親の遺灰が入った壺を誤って倒し、そこに猫のジンクスが入って排泄しちゃう大惨事。家が汚れちゃって、ジャックは激怒。グレッグは必死に謝るけど、信頼を失うよ。
さらにエスカレートして、グレッグは浄化槽を壊したり、家に火を付けそうになったり、次々とドジを連発。ジャックはグレッグを「輪の外」だと宣言し、パムも家族のプレッシャーで悩む。でも、グレッグは本当の自分を見せて、ジャックに正直に気持ちを伝えるんだ。実はジャックも過去に秘密を抱えてて、グレッグの純粋さに心を動かされる。最後は大混乱の末に和解し、グレッグのプロポーズが成功。みんなで笑顔になるハッピーエンドだよ。このあらすじ、ドタバタの連続だけど、心温まる家族の物語なんだ。
解説
この映画の魅力は、誰しもが共感する「義理の親に気に入られたい」っていうプレッシャーを、ユーモラスに描いてる点だよ。グレッグの失敗の連鎖は、現実味があって見てるだけでハラハラドキドキ。ベン・スティラーのコミカルな演技が、ドジな主人公を愛らしく見せてくれるんだ。対するロバート・デ・ニーロのジャックは、シリアスなイメージを逆手に取ったコメディで、意外な笑いを生むよ。信頼の「輪」っていうコンセプトは、家族内の人間関係を象徴していて、嘘や誤解がどれだけ絆を試すかを教えてくれる。猫のジンクスが絡むシーンは、スラップスティック要素を加えて、ただの会話劇じゃなく視覚的に楽しい。テーマ的には、家族の愛情の複雑さを風刺しつつ、結局は理解し合う大切さを伝えてるんだよね。2000年の作品だけど、今見ても新鮮で、続編が生まれるほど人気が出たのも納得。監督のジェイ・ローチは、日常の小さな失敗を大げさに膨らませるのが上手くて、観客の笑いを誘う。全体として、軽快なテンポと心に残るメッセージが融合した、コメディの名作だよ。家族で見て、みんなで笑い合える作品だと思う。
キャスト
- ベン・スティラー:グレッグ・フォッカー役
- ロバート・デ・ニーロ:ジャック・バーンズ役
- テリ・ポロ:パム・バーンズ役
- ブライス・ダナー:ディナ・バーンズ役
- オーウェン・ウィルソン:ケヴィン・ローリー役
- ニコール・デハフ:デビー・バーンズ役
- ジョン・エイブラハムズ:デニー・バーンズ役
- トーマス・マッカーシー:ボブ・バンクス役
スタッフ
- 監督:ジェイ・ローチ
- 脚本:ジム・ハーツフェルド、ジョン・ハンバーグ
- 製作:ロバート・デ・ニーロ、ジェーン・ロゼンタール、ジェイ・ローチ、ナンシー・テネンバウム
- 音楽:ランディ・ニューマン
- 撮影:ピーター・ジェームズ
- 編集:ジョン・ポール


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