子猫の食事

イエネコ
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生後間もない子猫たちは内臓の働きが完全ではありません。

どのようなキャットフードであっても、はじめて口にする場合、消化不良を起こしたり、吐いたりすることがあります。

私たちは後述する分量を(だいたい)守って与えています。

ミミ
ミミ

毎日ルルが暴走して僕の食事を横取りするけど、その分量はどちらにカウントされてるの?

ルル
ルル

そっちやろ(^^)

ここでは、子猫の食事を意識的に考えるポイントを抑えて、メニュー、分量、順番を提案し、年齢とともにメニューを切り替えることを展望しています。

ネコはよく吐く動物です。体内に溜め込んだホコリや毛の塊を吐き出すことから、内臓疾患まで理由はさまざま。ルルミミが吐いたときはキャットフードや草だったので病院へは連れて行きませんでした。ミミが追いかけっこの疲労で吐いたときの様子は「寝てたらルルが降ってきた」をご覧ください。

なお、「ネコに食べさせてはいけないもの」も後でチェックしてください(^^)

ポイント

  1. 高いエネルギー量…急速な成長のために高いエネルギー量が必要。とくに離乳期は、消化能力が未熟で多くの食事が食べられません。少量でもしっかりとエネルギーを補給できることが重要です。
  2. 消化吸収の良さ…子猫の時期は成猫と同じようには食事を消化できません。原材料や内容成分など、消化の良い食事を選びます。
  3. 自然な抵抗力のサポート…子猫自身がもつ自然な抵抗力を維持できるよう考えた食事が必要です。

子猫の食事

子猫は生まれて間もない赤ちゃんなので、分量については1週間ごとに体重や体調を見ながら増やしたり減らしたりする必要があります。

詳しくはネコを成約したペットショップや動物病院の獣医師などに相談しながら調整していきます。

また、子猫は食事のとき、固形のドライフードよりも食べやすい難乳用ミルクやお水を先に選んでしまいます。

もともとネコは砂漠で生きてきたので乾燥に慣れた動物です。人間との共生環境では水分補給が必要ですが、ネコの腎臓機能が弱く、水分をたくさん必要とします。

いずれドライフードをしつかり食べさせるためにも、食事の順番を守って与えて、元気に育てましよう。

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与える食べ物と順番

食べ物

主食はドライタイプのキャットフード(ドライフード)。おかずとして、ネコ用のウェットタイプのキャットフード(ウェットフード)を混ぜて作ります。作り方は後述。

固形のドライフードだけだと子猫には負担ぎみ。食べやすさと消化を考えて、お湯でふやかしてから与えます。

また、2回目のワクチンが終わる前後までに(個体差あり)、ドライフードをカリカリのまま、ふやかさずに与えるのが無難。

というのも、いつまでも柔らかい物を食べていると、顎の発達や乳歯の抜け方などに影響が出てしまうからです。

分量

子猫はたくさんの量を食べることができないので、少量を1日3回〜4回に分けて与えてあげます。

また、この猫種だから・この年齢だからという点だけでは量を決められません。個体差があることも忘れないように適量を観察していきます。

生後2〜3ヶ月

  • 子猫用ドライフード・離乳用ミルク ※子猫用ドライフードは、ふやかします
  • 清潔なお水

食事量のチェック

  • これまでに食べていたフード:
  • 1日にあげる回数:
  • 1回あたりの適量:

子猫用フードの作り方(ふやかしたもの)

  1. ドライフードをガイドに記入された分量だけ入れて、 同程度のお湯を加えて、20分~30分のあいだ、スポンジ状になるようにふやかします。
  2. 子猫用ウェットフードを適量加えて、全体を軽く混ぜてから与えます。喜んで食べない場合は、ドライ フードの割合を減らして、ウェットフードの量を増やして与えるのがよいです。

離乳用ミルクの作り方

子猫用フードと一緒に、成長を助けて骨の強い子猫に育てるために、離乳用ミルクを与えます。

容器のなかへ、子猫用フード、子猫用ミルク、ブドウ糖を適量だけ入れて、よく混ぜてから与えます。

お水も忘れずに

子猫用フードと離乳用ミルクを与えたあと、必ず清潔な水をあげます。

カルキ(塩素)を除去してくれるヴィグラスプラス入りの飲料水は、ペットボトルを使うと簡単に作れます。

500ml用の空きペットボトルにヴィグラスプラスを1包入れて、水を半分ほど入れてから、よく振ってできあがり。(溶けが悪いときは、ぬるま湯を使います)

ただし、夏場に作り置きしていると品質が劣化しやすいので、マメに作るようにします。

なお、むやみに水を床に置いておくと、ネコが踏んでこぼすことがあるので、子猫の口元に給水器の口を近づけてお水を飲ませてあげます。

給水器がない場合は、タオルを敷いたり、次の動画のようにお皿を二重にして飲ませると、溢されても被害を少なく抑えられます。

食べ物の量を急に増やすと消化不良の原因になるので、 身体の大きさに合わせて量をだんだんに増やします。

食べ物の切り替え

新しい子猫用フードへ

子猫を迎えてから数日が経ったら、だんだん新しいフードを与えてみてもOK。新しい子猫用フードへ切り替えるときは、1週間かけてゆっくりと移行します。

成猫用フードへ

いずれ、ネコの食事を変更する決断をするときがきます。個体差がありますが、一応の目安は生後12ヶ月(つまり1年)。

成猫用フードへ移行する理由には次のようなものがあります。

  • 子猫に、成猫用フードへ移行する準備ができている
  • 猫の健康の要件が変わって、さらに専門的な食事が必要になった
  • ウェットフードやドライフードへ移行したい
  • 混合食プランへ移行したい

近年では、猫年齢、生理的状態、ライフスタイルに合わせた、バランスのとれたフードを、栄養不足のリスクなしに一生をつうじて与えることができます。

ですから飼い主は、猫用フードをいろいろと変えることが多くなるかもしれません(^^)

食べ物の切り替え方法

新しいキャットフードを与えるときは、少なくとも1週間かけてだんだんに変えていくことが良いといわれます。これにより胃の不調、新しいものへの恐怖感、その他の不安を回避できます。

新しい食事を少ない割合からはじめて、猫が新しい食べ物へ完全に移行できるまで割合をだんだん増やしていきます。

目安を次に掲げます。

  • 1・2日目…以前の食べ物を75% + 新しい食べ物を25%
  • 3・4日目…以前の食べ物を50% + 新しい食べ物を50%
  • 5・6日目…以前の食べ物を25% + 新しい食べ物を75%
  • 7日目…新しい食べ物を100%

猫に規則正しい食事習慣を維持させることが大切です。同じ時間に同じ環境で食事させることによって、食事の変化を抑えられ、新しい食事への移行が比較的スムーズに行なえます。

あまり食べないとき

食べムラ対処法

ネコは食べムラが多いので、あまり食べないときに直ぐ心配する必要はありませんが、長期にわたりそうなら、獣医師やペットショップスタッフと相談します。

自宅でできる食べムラ対処法を4点、紹介します。

  1. 匂いを変える:フードを温めて、材料の成分の匂いを強めます。目安はお湯や電子レンジで37~38℃ほど。
  2. 食感を変える:40℃くらいのお湯でドライフードをふやかすと食感が変わります。1の匂いも強まるので一石二鳥。
  3. 保存方法を変える:フードに含まれる脂肪が酸化すると匂いと嗜好性が低下するため、湿気の少ない冷暗所で保管します。
  4. 給与法を変える:落ち着いて食事できる環境を作りましょう。子猫なら、食事・休息・排泄をストレスなく行なうために最低50cmずつの距離が必要といわれます。

キャットフードを小粒に

子猫が楽に食べられるように、キャットフードを小粒にする方法もあります。

とくにドライキャットフードは大粒で、カリカリと音がする固さなので、離乳期前後の子猫や吐き戻しが多い猫、それにシニア猫には食べにくいことがあります。

そこで、切ったり砕いたりする給与方法がおすすめです。

小粒にするメリット

  • 離乳期前後の子猫…消化器官が未発達なので、子猫用ドライフードでもうまく食 べられないことがあります。そんなときはお湯やミルクでドライフードをふやかしたり、細かく砕いたりします。
  • 食が細くて噛めないシニア猫…歯がもろくなったり、噛む力が弱まったりしています。細かく砕いてあげると、味は変わら ずに小粒にできるので、偏食の多い高齢猫でも安心して食べてくれるはず。
  • ドライフードが苦手な猫…総合栄養食を食べない猫がいます。ウェットフードばかり与えると栄養バランスが乱れてしまうので、ドライフードを小さくして食べさせてあげます。
  • 吐き戻しの多い猫…少量の食事でもすぐ吐いてしまうネコには、砕いたり切ったりして給与します。

小粒にする方法

ドライフードを小粒にする方法をいくつか紹介します。

  •  包丁で切る…粒を少し小さくする場合、包丁で半分に切ります。固くて粒の数が多いなら少し時間がかかります。
  • 調理用ハンマーで叩く…荒い状態で粒を細かく砕きます。ジップロックなどの袋に入れて、調理用ハンマーで叩くと周りに飛び散らずに済みます。
  • すり鉢や乳鉢ですり潰す…少量のドライフードを砕きたいときにおすすめ。力をいれずに簡単に砕けます。
  • ピルクラッシャーで粉末にする…ピルクラッシャーは錠剤の薬を粉末にして飲み やすくするアイテム。少量ならドライフードを簡単に粉状にできます。
  • プレカットチョッパーを使う…野菜を簡単に微塵切りにするアイテム。手動で砕き具合を調整できるので少量の場合は数秒、細かくする場合は長めにボタンを押せば簡単に砕けます。
  • フードプロセッサーなどを使う…ドライフードを簡単に粉末へ砕けます。たくさん入れられるので、もっとも簡単に砕くことができます。

まとめ

ここでは、子猫の食事を意識的に考えるポイントを紹介しました。

子猫の食事には、与える食べ物と順番が大切で、生後2〜3ヶ月はとくに注意したいところです。

子猫用フードの作り方や離乳用ミルクの作り方を参考にしながら、食事量のチェックをしていってください。また、食後にネコが勝手に飲みはじめますから、お水を用意しておきます。

子猫が成長するにつれ、新しい子猫用フードへ、さらには成猫用フードへと食べ物の切り替えをしていきます。

あまり食べないときは、食べムラ対処法やキャットフードを小粒にする方法などを工夫して、ネコの食生活を満たしてあげます(^^)

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