子猫が自宅に来てしばらくすると、だんだん新しい環境に慣れます。
わてらの成長速度は意外に早いで!(猫年齢換算表)
すると、狭いケージから抜け出し、一室または一家が住処になっていきます。
ここでは、一室を念頭において、子猫が新しい環境に慣れたらすることを説明します。
- 部屋を整える
- 部屋の探索を好きにさせる
- しばらく目を離さず観察する
- 子猫の扱い方
子猫が新しい環境に慣れたらすること
部屋を整える
子猫が新しい環境に慣れて元気になったら、ケージから出す時間を増やして、部屋のなかを自由に歩かせます。
このときもあまり構いすぎず、子猫のペースで動き回るのを見守ります。
室内の様子を観察したり、匂い を嗅いだりしながら、子猫は新しい環境にさらに慣れていきます。
まだ小さな子猫であっても、自分のテリトリーを作ってマーキングします。睡眠、遊び、狩りごっこ、食事、隠れん坊、登ることなどは猫にとって欠かせない行動。
とくに室内飼育の猫については、室内だけでネコのいろんなニーズをできるだけ満たしてあげる必要があります。
ですから、ネコが自分の生活を営めるように、家内を異なるエリアに分けます。
だいたい4つのエリアに分けるのがよいです。
食事エリア
ネコのトイレや飼い主の食事の場所から離れて、静かな場所を選びます。
そのとき、ダイニングルームや騒がしい場所を避けて、食事するのに十分なスペースを確保します。
休憩エリア
日光が当たる場所や暖かい場所を探します。
本来、ネコはぐっすり眠るのが大好き。自分にあった場所を自発的に選ぶので、選べる十分な選択肢やスペースがあることを確認します。
排泄エリア
トイレは、フードボウルや人の出入りの多い場所から離れた静かな所を選びます。
アクセスしやすい点も大切。
子猫の場合ですと、洗濯機の音や振動を嫌がって落ち着いて排泄ができなかったり、十分に砂をかけずにすぐにトイレから出てしまったり、さらには、トイレに行くこと自体を嫌いになったりすることがあります。
複数頭飼い・多頭飼いの場合は、猫1頭あたり少なくとも1つの排泄用トレイを用意します。
遊びエリア
遊びエリアはネコにとってもっとも大事といって過言ではないスペース。
走り回ったり、隠れたり、高い所に逃げたりできる場所を用意したいところです。キャットタワーはこの条件を一手に引き受けてくれるので、ネコの健康と安心をサポートする優秀アイテムです。
部屋の探索を好きにさせる
子猫は好奇心旺盛。迎えてしばらくすると、新しい環境をチェックするために探索をはじめます。
子猫は新しい環境の景色、音、匂いなどに慣れて落ち着くまで、ある程度時間がかかります。
子猫が警戒して家中を逃げまわったり、ずっと隠れて出てこなかったりすることもありますが、これは自然な行動。すぐに子猫に触りたい気持ちを抑えて、まずは子猫が納得するまで探索させます。
しばらく目を離さず観察する
といっても、放任し過ぎでは子猫からのメッセージを見逃すことになります。
ストレスや疲労によって、子猫が体調を崩すことがあるからです。
家に迎えてからしばらくは、食事の食べ方、便の状態、体の動きなどをよく観察します。
思わぬ病気にかかることがあるので、気になる症状や普段と違うことに気づいたら、早めに獣医師に相談しましょう。
子猫の扱い方
成猫に比べて子猫を扱うことは難しいです。
骨が細く身体は見ためほどふっくらしていません。しかも体長が短くて、丸くなると手のひらの2倍ほどに収まりがち。
成猫のようにドカッと持ち上げると骨折するかのようにか細いですね。
うふふ。丁重に扱ってね(^^)
そこで、次のような扱い方が勧められます。
- 大きく開いた片手を子猫の腹部の下にスライドさせて入れ、もう一方の手を後ろ足の下に置いて支える
- 飼い主が上であることを示すために、母親猫が子猫を運ぶように首筋をつかんで子猫を持ち上げる(成猫にはやらないこと!)
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