不妊手術(避妊手術)とは、メス猫が妊娠できないようにするための処置。オス猫の場合にこの処置を去勢といいます。
これらの手術は、多くの飼い主が愛猫に施すことを選択する処置です。
不妊(避妊)手術・去勢手術のすすめ
ネコの成長とともに発情期がおとずれます。
家族を増やす予定がない、もしくは生まれてくるネコたちの世話が困難になるといった場合は、不妊(避妊)手術・去勢手術をすることがお勧めです。
健康・行動・性格など、さまざまな面で効果を得ることができるうえ、異性との接触により偶発的に妊娠してしまう事故を防ぐこともできます。
手術は猫種や大きさなどによって料金が異なります。
避妊・去勢によって得られる効果
オス
- 健康面…前立腺の病気、精栄や肛門まわりの純瘍、ホルモン性皮膚炎を予防する
- 行動面…①攻撃性が低下し、②性格が穏やかになる
メス
- 健康面…生殖器系の病気(乳腺腫瘍、子宮蓄膿症、卵巣腫瘍など)を予防する
- 行動面…①発情行動(発情期の異常な隝き声など)がなくなる、②発情期の精神的ストレスが解消される
まとめ
オス、メスの手術の効果をみました。これらのメリットは人間や地域との関わりから次のようにまとめ直せます。
- 望まない妊娠を防ぐ
- ほかの猫とケンカする可能性が低くなる
- 性感染症が拡散する可能性が低くなる
- 望まない妊娠による野良猫の数を抑える
- 飼い主にとって悩みの種となる発情行動を抑える
手術の時期
メスかオスかに関わらず、不妊・去勢手術は思春期ころに施すのが一般的です。
不妊手術(メス猫)
メス猫なら思春期は生後6~7か月で、生後3か月でも安全に施行することができます。
多くのメス猫は、生後6か月になると最初の発情期を迎え、頻繁に鳴いたり、飼い主の脚や家具に身体をこすりつけたり、背中を触られるたびに交尾の姿勢を取ったりするようになります。
去勢手術(オス猫)
去勢手術は、オス猫の思春期にあたる6〜12か月齢に行うのが理想的。
オス猫は、6〜12か月齢で性的に成熟する傾向があり、7〜12か月齢で異性の相手を探しはじめます。
去勢手術は3か月齢から行うことができますが、手術を行うときは獣医師のアドバイスを受けて、適切な時期を見極めましょう。
手術を検討する
不妊(避妊)手術・去勢手術は動物病院で行なってもらいます。
ノラネコ(野良猫)でもこれらの手術を行なってくれる大阪府内の病院は「桜耳」をご覧ください。
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